必要経費になるもの・ならないものの基本判断|個人事業・副業で「どこまで経費にできるか」を整理する

個人事業や副業の確定申告で、多くの方が気にされるのが「どこまで経費にできるか」という点です。

ただ、必要経費になるかどうかは、「領収書が残っているか」「仕事にも少し使ったか」「同業者が経費にしているらしいか」といった基準で決まるものではありません。

出発点になるのは、その支出が、事業の売上を得るために直接必要だった費用、あるいはその事業を行ううえで生じた業務上の費用として説明できるかどうかです。税法上、事業所得・不動産所得・雑所得の必要経費に算入できるのは、総収入金額に対応する売上原価など、その収入を得るために直接要した費用と、その年に生じた販売費・一般管理費その他業務上の費用とされています。
出典:国税庁|No.2210 必要経費の知識

この記事では、個人事業・副業における必要経費の基本判断を、単なる経費一覧としてではなく、後から税務署・金融機関・将来の自分に説明できる形として整理していきます。

なお、ここでは個別支出ごとの網羅的な判定表は作りません。自宅・車両・通信費などの家事関連費の按分、減価償却や少額資産、外注費と給与の区分、青色事業専従者給与といった論点は、それぞれ別記事で深掘りする前提とし、この記事では必要経費を判断するための土台となる考え方を扱います。

目次

必要経費は「使ったお金」ではなく「所得計算上差し引ける支出」

まず押さえておきたいのは、事業のためにお金を使ったからといって、その全額がその年の必要経費になるわけではない、という点です。

個人事業では、日々の支払いが事業と生活の両方にまたがりやすくなります。会計ソフトに入力してある、領収書を保存している、口座から支払っている——それだけでは、必要経費として十分とはいえません。

必要経費として整理するには、少なくとも次の観点を確認しておきたいところです。

判断軸確認する内容
事業関連性その支出が、どの売上・業務・取引と関係しているか
支出の必要性その業務を行ううえで通常必要といえるか
金額の合理性内容・規模・頻度に照らして不自然に過大でないか
証拠資料請求書、領収書、契約書、明細、メール等で確認できるか
支払実態実際に誰に、いつ、いくら、どの方法で支払ったか
期間対応その年の業務に対応する費用か
家計との区分私生活部分が含まれる場合、合理的に区分できるか
継続性毎年の処理基準が恣意的に変わっていないか

大切なのは、「経費にしたい支出」を後から理由づけすることではありません。事業の実態、契約、業務内容、支払資料、利用実態から見て、必要経費として説明できる支出だけを整理していくことです。

必要経費の算入時期は「支払日」だけで決まらない

必要経費は、原則として、その年のうちに債務が確定した金額です。

たとえば、その年に支払っていても、まだ債務が確定していないものはその年の必要経費にはなりません。逆に、支払いが済んでいなくても、その年に債務が確定しているものはその年の必要経費になります。ここでいう債務の確定には、12月31日までに債務が成立していること、その債務に基づいて具体的な給付をすべき原因となる事実が発生していること、金額が合理的に算定できること、という三つが必要とされています。
出典:国税庁|No.2210 必要経費の知識

このため、実務では次のような整理が必要になります。

年末までにサービス提供を受けていて、請求額も合理的に分かっているが、支払いは翌年になる。この場合は、その年の必要経費として整理できる可能性があります。

一方で、翌年分のサービス利用料を年内に前払いした場合。このときは、支払った年に全額を必要経費にできるとは限りません。期間に応じて前払費用として整理すべき場合があります。

また、見積書を受け取っただけで、まだ発注も納品も役務提供もない段階では、債務が確定しているとはいえないことがあります。

必要経費の判断では、「いつ払ったか」だけでなく、「何を受けたか」「いつ業務に使われたか」「金額が確定しているか」まで確認することが大切です。

領収書があっても、必要経費になるとは限らない

必要経費の判断で最も誤解されやすいのが、「領収書があれば経費になる」という考え方です。

領収書は、支払いがあったことを示す重要な証拠です。ただ、領収書そのものからは、次のようなことまでは分かりません。

  • その支出が事業のためだったのか
  • 誰と、何のために使ったのか
  • 私的利用部分が含まれていないか
  • 金額が業務内容に照らして合理的か
  • 本当にその年の業務に対応する支出か
  • 支払先との関係に不自然な点がないか

たとえば、同じ飲食代でも、事業上の打合せ、従業員の会議、取引先との接待、家族との食事、友人との私的な会食では、税務上の見方が変わります。領収書の金額と日付だけでは、この違いを説明することができません。

必要経費として説明するには、支出の目的、相手方、業務との関係、そして資料同士のつながりを残しておく必要があります。

特に個人事業では、税務調査において、家事関連費が個人生活との境界問題として確認されやすい領域になります。個人のプライバシーがある一方で、事業用か生活用かを判定するために、支出の実態確認が求められる場面が出てきます。

必要経費の基本は「事業関連性」と「説明可能性」

必要経費になるかどうかは、支出につけた名前だけでは決まりません。

「広告宣伝費」という科目に入れたから経費になるわけではありません。「会議費」と入力したから安全になるわけでもありません。「研修費」「取材費」「資料費」と書いても、実態がなければ説明はできません。

判断の中心にあるのは、あくまで事業関連性です。支出と事業の関係は、次のように確認していきます。

  • 何の売上につながる支出か
  • どの業務を行うために必要だったか
  • 事業の運営上、どのような役割があるか
  • 支出先、内容、時期、金額に不自然な点がないか
  • 私的な趣味・生活・家族利用と切り分けられるか

ここで重要なのは、「その支出が必ず売上につながったことを証明する」ことではありません。事業を行ううえで、その支出が合理的に必要だったと説明できることです。

広告を出したが売上に結びつかなかった。営業活動をしたが受注できなかった。資料を購入したが結果的に使わなかった。こうした場合でも、支出した時点で事業上必要な判断に基づいていたと説明できれば、必要経費として整理できる余地があります。

反対に、売上につながったように見えても、実態が私的支出であれば必要経費にはなりません。

家事費は必要経費にならない

個人事業で最も重要な切り分けが、事業上の支出と家事上の支出の区別です。

家事費とは、生活費、趣味、娯楽、家族のための支出など、事業ではなく個人の生活に関する費用を指します。こうした家事上の費用は、必要経費にはなりません。
出典:国税庁|No.2210 必要経費の知識

典型的には、次のような支出は、原則として必要経費ではありません。

  • 日常の食費
  • 家族旅行
  • 私的な衣服
  • 趣味の道具
  • 健康維持や美容目的の支出
  • 自宅生活のための支出
  • 家族や友人との私的な会食
  • 個人的な学習・教養・娯楽目的の支出

もちろん、同じ種類の支出でも、事業との関係が明確であれば判断が変わることがあります。衣装、撮影小物、業務用の専門書、取材目的の移動、業務に直接関連する研修などがその例です。

ただし、この場合でも「仕事にも役立つ」というだけでは足りません。事業の内容、使用実態、保存資料から、業務上必要であったことを説明できる必要があります。

家事関連費は、業務上必要な部分を明らかに区分できるかが重要

家事費と必要経費の中間にあるのが、家事関連費です。

家事関連費とは、事業と生活の両方に関係する支出のことです。自宅兼事務所の家賃、水道光熱費、通信費、車両費、インターネット料金、固定資産税などが、これに該当し得ます。

この家事関連費のうち必要経費になるのは、取引の記録などに基づいて、業務遂行上直接必要であったことが明らかに区分できる場合の、その区分できる金額に限られます。
出典:国税庁|No.2210 必要経費の知識

さらに所得税基本通達では、家事関連費の「主たる部分」や「業務の遂行上直接必要であったことが明らかにされる部分」は、業務内容、経費内容、家族・使用人の構成、店舗併用家屋その他資産の利用状況等を総合勘案して判定するとされています。加えて、業務遂行上必要な部分が50%以下であっても、その必要な部分を明らかに区分できる場合には、その部分に相当する金額を必要経費に算入して差し支えないとされています。
出典:国税庁|所得税基本通達 法第45条関係 家事関連費

ここで大切なのは、「割合を決めればよい」ということではなく、「その割合をどう説明するか」です。

  • 自宅の一部を事業で使っているなら、面積、使用時間、部屋の用途、家族の利用状況を確認する
  • 車を事業と私用の両方で使うなら、走行距離、訪問先、利用目的、記録を確認する
  • 通信費であれば、事業用端末、業務利用時間、私用利用との区分を確認する

家事関連費については、「半分くらい仕事で使っている」といった感覚的な処理は避けたいところです。継続して使える合理的な基準と、その基準を裏付ける記録が欠かせません。

必要経費と所得控除は違う

支払ったお金を確定申告で差し引ける場合でも、それが必要経費とは限りません。

個人事業でよく混同されるのが、必要経費と所得控除です。

必要経費は、事業所得や雑所得などの所得金額を計算する段階で、収入から差し引くものです。これに対して所得控除は、所得金額を計算した後、納税者の事情に応じて差し引くものです。

たとえば、社会保険料、生命保険料、地震保険料、小規模企業共済等掛金、医療費、寄附金などは、必要経費ではなく、所得控除や税額控除として整理するものが多くあります。

ここを誤ると、事業の利益、青色申告決算書、消費税、金融機関への説明にまで影響が及びます。

  • 事業用の支出なのか
  • 生活上の支出だが所得控除の対象になるのか
  • そもそも税務上差し引けない支出なのか

この区分を正しく行うことが、確定申告全体の整合性を保つうえで大切になります。

給与所得の支出は、原則として事業の必要経費とは別に考える

副業や複数の収入がある場合、給与所得と事業所得・雑所得を混同しやすくなります。

給与所得については、事業所得などのように必要経費を個別に差し引くことはできません。原則として、給与所得控除額を給与等の収入金額から差し引く仕組みになっています。ただし、一定の特定支出が給与所得控除額の2分の1相当額を超える場合などには、特定支出控除という制度があります。
出典:国税庁|No.1400 給与所得

したがって、勤務先のために使った支出を、そのまま個人事業の必要経費に入れることはできません。

たとえば、勤務先の業務に関する研修費、資格取得費、通勤費、職務上の旅費などは、個人事業の売上を得るための支出ではありません。これらは、給与所得の特定支出控除の対象になり得るかどうかを別途確認する領域です。

一方で、勤務先とは別に、独立して行う副業・個人事業の売上を得るために支出した費用であれば、その副業・事業の所得区分に応じて必要経費を検討していきます。

ここで大切なのは、「自分の仕事に関係する支出」かどうかではなく、「どの所得を得るための支出か」を確認することです。

雑所得でも必要経費はあり得るが、記録保存が重要になる

副業収入が事業所得ではなく雑所得に区分される場合でも、その収入を得るために直接必要な支出や、その業務に関連して生じた費用を必要経費として差し引ける場合があります。

ただし、雑所得だから記録が不要、ということではありません。

令和4年以降、前々年分の業務に係る雑所得の収入金額が300万円を超える方については、その業務に係る現金預金取引等関係書類の保存が必要とされています。
出典:国税庁|個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について

副業の規模が大きくなっている場合には、所得区分、帳簿、資料保存、消費税、住民税への影響まで含めて整理しておく必要があります。

「副業だから簡単でよい」と考えるのではなく、継続性、独立性、取引資料、収支の管理状況を整えていくことが大切です。

租税公課は「税金だから経費」ではない

事業をしていると、さまざまな税金や公的負担を支払う場面が出てきます。

これらを会計上「租税公課」として処理することがありますが、税金であれば何でも必要経費になるわけではありません。

たとえば、事業税は全額が必要経費になり、固定資産税は業務用の部分に限って必要経費になります。一方で、所得税や住民税は必要経費になりません。罰金、科料、過料なども同様に必要経費にはなりません。
出典:国税庁|No.2210 必要経費の知識

実務上は、次のように整理します。

支出基本的な見方
個人事業税事業に係る税負担として必要経費になり得る
事業用資産の固定資産税業務用部分に限り必要経費になり得る
事業用車両に係る税金事業使用部分を確認して整理する
印紙税事業上作成する課税文書に係るものは経費になり得る
所得税納税者本人の税金であり必要経費にならない
住民税生活者・納税者本人としての税負担であり必要経費にならない
加算税・延滞税・罰金等必要経費にならないものがあるため慎重に確認する

租税公課は、名称が「税金」であっても、事業との関係、対象資産、税目の性質によって処理が変わります。特に自宅兼事務所や自家用兼事業用車両では、事業用部分と家事部分の区分が必要になります。

旅費交通費は「どこへ行ったか」より「何のために行ったか」

旅費交通費も、必要経費として処理されやすい一方で、説明不足になりやすい科目です。

電車、タクシー、航空券、宿泊費、駐車場代、レンタカー代、高速道路料金などは、事業上の移動であれば必要経費になり得ます。

ただ、ここで重要なのは目的です。

  • どの取引先に行ったのか
  • 何の業務のために移動したのか
  • 売上、仕入、打合せ、取材、調査、研修など、事業との関係は何か
  • 私的な旅行や帰省と混在していないか
  • 同伴者がいる場合、その必要性を説明できるか
  • 宿泊日数や行程に不自然な点がないか

領収書だけでは、移動の目的までは分かりません。スケジュール、打合せ記録、メール、契約書、訪問先、業務報告、写真、セミナー資料などと合わせて保存しておくと、説明がしやすくなります。

事業目的と私的目的が混在する場合には、全額を必要経費にするのではなく、業務に直接関係する部分を合理的に区分します。

会費は「所属しているから」ではなく「事業上の必要性」で見る

会費も、個人事業で迷いやすい支出です。

業界団体、商工会議所、専門職団体、研究会、オンラインコミュニティ、交流会、サロン、学会、協会、資格維持団体など、その名称はさまざまです。

必要経費として整理するには、その会費が事業の遂行に必要かどうかを確認します。

  • 業務に必要な資格や登録の維持に関係するか
  • 取引先開拓、情報収集、専門知識の維持向上に関係するか
  • 事業内容と団体活動に具体的な関連があるか
  • 参加実態があるか
  • 私的な趣味、社交、ステータス維持が中心になっていないか
  • 家族や個人生活のための会員権ではないか

同じ「会費」でも、事業に必要な専門団体の会費と、個人的な趣味のクラブ会費とでは判断が異なります。

また、会費のなかに飲食、旅行、レクリエーション、寄附、政治活動などの要素が含まれる場合には、その内容を分けて確認する必要があります。

交際費は「事業上の相手・目的・内容」を残す

個人事業でも、取引先との会食、贈答、打合せ、接待、慶弔対応などが発生することがあります。これらは、事業との関連性があれば必要経費になり得ます。

ただし、交際費は私的支出との境界が近く、税務調査でも確認されやすい科目です。

必要経費として説明するには、少なくとも次の情報を残しておきたいところです。

  • 相手方の氏名または会社名
  • 参加者
  • 日付
  • 場所
  • 金額
  • 目的
  • どの取引・業務と関係するか
  • 私的な友人・家族との支出ではないこと

「取引先と食事をした」というだけでは、根拠として弱い場合があります。商談、業務打合せ、納品後の確認、紹介依頼、業務提携の協議など、事業上の目的を説明できるようにしておくことが大切です。

一方で、事業上の関係がある相手との飲食であっても、実態が個人的な会食であれば必要経費とはいえません。「相手が仕事関係者であること」と「その支出が事業上必要であること」は、同じではないのです。

広告宣伝費・販売促進費は効果よりも目的と実施内容を見る

広告宣伝費は、売上獲得のための支出として必要経費になりやすい科目です。Web広告、チラシ、名刺、ホームページ、写真撮影、デザイン、動画制作、展示会、販売促進物などが考えられます。

ここで重要なのは、広告の結果ではなく、広告として実施した事実と事業目的です。

広告を出したが反応がなかった。ホームページを作ったがまだ問い合わせがない。チラシを配ったが売上につながらなかった。こうした場合でも、事業上の広告宣伝として合理的に実施したものであれば、必要経費として説明できる可能性があります。

ただし、個人のブランディング、趣味的な発信、私的なSNS運用、家族写真、個人利用のWebサイト制作などが混在する場合は、事業との関係を慎重に確認する必要があります。

広告宣伝費として処理する場合は、契約書、請求書、掲載画面、配布物、制作物、広告管理画面、実施期間などを保存しておくと、説明がしやすくなります。

研修費・書籍代・情報収集費は「学びたい」ではなく「事業に必要か」

個人事業では、書籍、セミナー、講座、研修、オンライン教材、資格学習、業界レポート、専門誌などの支出が発生します。

これらは、事業に必要な知識・技能・情報を得るためのものであれば必要経費になり得ます。

ただし、すべての学習費用が必要経費になるわけではありません。

  • 現在の事業に直接関係する内容か
  • 今後の事業展開に具体的に必要なものか
  • 単なる一般教養や趣味ではないか
  • 資格取得が事業に必要なものか
  • 個人のキャリア形成や転職準備の性格が強くないか
  • 給与所得者としての職務に関係する支出ではないか

特に、副業を始める前の学習費用や、まだ事業としての実態がない段階での支出は、慎重に整理する必要があります。

必要経費として処理するなら、研修内容、受講目的、事業との関係、受講資料、申込書、領収書、業務への活用状況を残しておくことが大切です。

通信費・サブスクリプションは利用実態を確認する

通信費やサブスクリプション費用は、近年、特に増えています。

スマートフォン、インターネット、クラウドストレージ、チャットツール、会計ソフト、デザインツール、予約システム、動画編集ソフト、生成AIサービス、業務管理ツールなど、その種類は多岐にわたります。

事業専用であれば必要経費として整理しやすいですが、個人利用と共用している場合は、家事関連費として区分が必要になります。

確認しておきたい点は、次のとおりです。

  • 事業専用か、私用と共用か
  • 利用アカウントは事業用か
  • 料金プランは事業内容に見合っているか
  • 家族利用が含まれていないか
  • 利用履歴や契約内容を説明できるか
  • 継続的に同じ按分基準で処理しているか

サブスクリプションは自動更新されやすく、使っていないサービスがそのまま残ることもあります。事業実態に照らして不要になった支出まで経費にし続けると、説明が難しくなっていきます。

消耗品費・備品購入は「使うもの」でも資産になる場合がある

文房具、工具、事務用品、少額備品、周辺機器などは、事業で使うものであれば必要経費になり得ます。

ただし、高額な機器、パソコン、カメラ、車両、内装設備、機械装置、業務用什器などは、その年に全額を必要経費にできない場合があります。資産として計上し、減価償却などを通じて費用化していくことが必要になる場合があるのです。

ここでの判断は、必要経費になるかどうかというより、「一括で経費にできるのか、資産計上が必要なのか」という問題になります。

  • 購入目的
  • 取得価額
  • 使用期間
  • 事業専用か共用か
  • 修繕なのか改良なのか
  • 既存資産の価値や耐用年数を高める支出か
  • 固定資産台帳で管理すべきか

この論点は、減価償却・少額資産・資本的支出の記事で詳しく扱います。ここでは、「事業で使うものを買ったから、その年に全額経費」とは限らない、という点を押さえておいてください。

借入金の返済は、元本と利息を分けて考える

事業資金を借り入れた場合、その返済額をそのまま必要経費にすることはできません。

借入金の元本返済は、借りたお金を返しているだけであり、必要経費ではありません。

一方で、業務用資産の購入など、業務のための借入金の利息は必要経費になり得ます。
出典:国庁|No.2210 必要経費の知識

したがって、借入返済では、返済予定表を確認し、元本部分と利息部分を分けて処理する必要があります。

また、借入金が事業用と生活用に混在している場合には、利息全額を必要経費にできるとは限りません。資金の使途、借入目的、口座の流れ、返済資料を確認する必要があります。

家族・親族への支払いは特に慎重に判断する

個人事業では、家族に手伝ってもらう、家族所有の物件を使う、家族名義の口座やカードを使うといった場面があります。

ただし、生計を一にする配偶者その他の親族への支払いは、通常の第三者取引とは異なる制限があります。生計を一にする配偶者その他の親族に支払う地代家賃などは必要経費にならず、給与賃金についても、青色事業専従者給与を除いて必要経費になりません。
出典:国税庁|No.2210 必要経費の知識

家族への支払いについては、次の点の確認が重要になります。

  • 生計を一にしているか
  • 実際に業務に従事しているか
  • 職務内容は明確か
  • 支払額は相当か
  • 支払実態があるか
  • 届出や青色申告の要件を満たすか
  • 第三者にも説明できる水準か

「家族に払っているから経費」という発想ではなく、税法上の要件と実態から慎重に判断していきます。

なお、青色事業専従者給与や家族への支払いの詳細は、別記事で整理します。

支払実態がない経費は説明できない

必要経費として処理するには、実際に支払いがあったこと、または債務が確定していることを説明できる必要があります。

次のような状態は、注意が必要です。

  • 領収書はあるが、誰が支払ったか分からない
  • 現金払いが多く、通帳とのつながりがない
  • 家族名義カードで支払っている
  • プライベート口座から支払っている
  • 請求書はあるが、支払済みか不明
  • 後からまとめて現金出納帳を作っている
  • 相手先の実在性や取引内容を説明できない
  • 領収書の宛名や但し書きが曖昧である

現金払いがすべて問題というわけではありません。ただ、現金払いは後から支払実態を説明しにくくなるため、金額が大きい支出、継続的な支出、重要な支出については、振込、カード、請求書、契約書、納品書などと組み合わせて証拠を残しておくことが大切です。

帳簿と証憑は、経費判断の土台になる

個人で事業所得・不動産所得・山林所得を生ずべき業務を行うすべての方は、所得税申告の必要がない方も含めて、記帳と帳簿等の保存制度の対象です。売上げなどの収入金額、仕入れや経費について、取引年月日、相手方の名称、金額などを帳簿に記載し、収入金額や必要経費を記載した帳簿のほか、請求書・領収書などの書類を保存する必要があります。
出典:国税庁|個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について

白色申告であっても、収入金額や必要経費を記載した法定帳簿は7年保存、請求書・納品書・送り状・領収書などの書類は5年保存が必要とされています。
出典:国税庁|個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について

さらに、令和5年分の確定申告に対する修正申告等からは、売上げに関する帳簿を保存していなかったことや、帳簿の売上げについて記載が不十分であったことなどが税務調査で把握された場合に、過少申告加算税・無申告加算税の割合に5%または10%が加重されることになりました。
出典:国税庁|個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について

経費についても、帳簿と証憑がつながっていることが大切です。

  • 領収書だけが箱に入っている
  • 会計ソフトに入力だけしている
  • カード明細だけ保存している
  • 請求書はあるが、業務内容が分からない
  • 現金出納帳と実際の現金残高が合わない

こうした状態では、必要経費として説明する力が弱くなってしまいます。帳簿、領収書、請求書、契約書、通帳、カード明細、業務記録が一本の線でつながっている状態を目指したいところです。

電子データで受け取った領収書・請求書は保存方法にも注意する

最近は、領収書や請求書を紙ではなく、PDF、メール、クラウドサービス、決済サービス、ECサイトの購入履歴などで受け取ることが増えています。

申告所得税・法人税に関して帳簿・書類を保存する義務のある方が、注文書、契約書、送り状、領収書、見積書、請求書などに相当する電子データをやり取りした場合には、その電子取引データを保存しなければなりません。保存の対象は、紙でやり取りしていた場合に保存が必要な書類に相当するデータであり、受け取った場合だけでなく、送った場合にも保存が必要です。
出典:国税庁|電子取引データの保存方法をご確認ください

電子取引データについては、改ざん防止のための措置、日付・金額・取引先で検索できる状態、ディスプレイやプリンタ等の備付けなどが求められています。規則的なファイル名を付す方法や、索引簿を作成する方法も示されています。
出典:国税庁|電子取引データの保存方法をご確認ください

経費判断のうえでは、単にPDFをダウンロードしただけでは不十分です。後から検索できるよう、日付、金額、取引先、内容、事業目的が分かる形で保存しておくことが大切です。

消費税・インボイスでは、所得税の経費判断とは別の確認が必要

所得税で必要経費になるかどうかと、消費税で仕入税額控除を受けられるかどうかは、別の問題です。

所得税では、事業関連性や必要性、債務確定、家事費との区分が重要になります。一方、消費税では、課税仕入れかどうか、インボイスや帳簿の保存要件を満たしているか、税率区分、課税・非課税・不課税の区分などを確認していきます。

課税仕入れ等に係る消費税額を控除するには、その事実を記載し、区分経理に対応した帳簿と、事実を証する請求書等の両方を保存する必要があります。この請求書等には、適格請求書、適格簡易請求書、仕入明細書等や、それらの電磁的記録が含まれます。
出典:国税庁|No.6496 仕入税額控除をするための帳簿及び請求書等の保存

また、一定の公共交通機関、出張旅費等、一定規模以下の事業者が令和5年10月1日から令和11年9月30日までの間に行う税込1万円未満の課税仕入れなど、帳簿のみの保存で仕入税額控除が認められる特例的な取扱いもあります。
出典:国税庁|No.6496 仕入税額控除をするための帳簿及び請求書等の保存

このため、経費処理では次の2段階で考える必要があります。まず、所得税上の必要経費になるか。次に、消費税上の仕入税額控除ができるか。

必要経費になる支出でも、消費税の仕入税額控除ができない場合があります。逆に、インボイスがあるからといって、所得税上すべて必要経費になるわけでもありません。

電子帳簿保存法、消費税、インボイスのルールは、それぞれ別の制度です。実務上は、切り分けて整理していく必要があります。

必要経費になりやすい支出でも、必ず確認すべきポイント

必要経費として処理されることが多い支出でも、確認を省略してよいわけではありません。

科目例確認すべきポイント
仕入・材料費売上との対応、在庫、返品、私的消費の有無
外注費契約実態、成果物、業務内容、給与との区分
広告宣伝費広告内容、掲載期間、事業との関係
旅費交通費行先、目的、相手方、私的旅行との区分
通信費事業用・私用の区分、契約名義、利用実態
消耗品費事業使用、私的使用、資産計上の要否
会費団体内容、事業との関連、私的社交性
交際費相手方、目的、参加者、取引との関係
支払手数料取引内容、決済明細、プラットフォーム手数料
租税公課税目、事業関連性、必要経費不算入の税金でないか
保険料事業用資産・業務リスクに関するものか、個人保障か
地代家賃事業用部分、契約内容、家事関連費の区分
水道光熱費事業使用割合、合理的な按分基準
車両費走行記録、事業利用、私用利用との区分

経費の科目名は、判断の入口にすぎません。重要なのは、その支出の実態と、それを裏づける資料です。

必要経費にならない、または慎重判断が必要な支出

一方で、次のような支出は、必要経費として処理する際に特に注意が必要です。

支出注意点
生活費原則として必要経費にならない
家族との食事事業上の相手方・目的がなければ必要経費にならない
私的旅行取材や出張名目でも実態確認が必要
普段着・私服業務でも着用できるだけでは必要経費性が弱い
美容・健康維持費事業上の直接必要性を説明しにくい
趣味の道具事業用と説明できる実態・資料が必要
個人的な資格学習事業との直接関係が弱い場合は慎重判断
所得税・住民税必要経費にならない
罰金・過料等必要経費にならないものがある
生計一親族への支払い原則不算入・専従者給与等の要件確認が必要
高額備品一括経費ではなく資産計上・減価償却の可能性
使途不明金支払目的や相手先が説明できなければリスクが高い
領収書だけの支出事業関連性を補う資料が必要

必要経費として処理できるかどうかは、支出名ではなく、事実関係と説明可能性によって変わります。

経費判断で避けるべき考え方

経費判断では、次のような考え方は危険です。

  • 「同業者も経費にしているから大丈夫」
  • 「領収書があるから大丈夫」
  • 「少額だから問題ない」
  • 「税務署に聞かれたら後で説明すればよい」
  • 「プライベートでも使うが、仕事にも使うから全額経費でよい」
  • 「現金払いだから分からない」
  • 「会計ソフトが自動で分類したから正しい」
  • 「税金を減らしたいから経費に入れておく」

税務判断で重要なのは、他人がどう処理しているかではなく、自分の取引実態です。

特に会計ソフトやカード連携は便利ですが、科目分類を自動化してくれるだけで、税務上の必要経費性を保証してくれるものではありません。

経費判断は、数字を入力する作業ではなく、事実を整理する作業です。

税務調査では、経費の「中身」と「資料のつながり」が確認される

税務調査で経費が確認される場合、単に領収書の有無だけを見るわけではありません。

確認されやすいのは、次のような点です。

  • 売上規模に比べて経費が過大ではないか
  • 前年と比べて大きく増減していないか
  • 家事関連費の按分が合理的か
  • 交際費・旅費・会費などに私的支出が混在していないか
  • 現金支出が多すぎないか
  • 同じ支出を重複計上していないか
  • 資産計上すべきものを消耗品費にしていないか
  • 家族への支払いが適正か
  • 消費税区分やインボイス保存に誤りがないか
  • 帳簿と請求書・領収書・通帳が一致しているか

実務上も、誤りの多い科目として、交際費、会費、軽油引取税、リサイクル料、ゴルフ場利用税などの明細確認が重視される場面があります。

税務調査では、経費を入れてよいかどうかだけでなく、「なぜその処理にしたのか」「どの資料に基づいて判断したのか」が問われます。

必要経費を整理するための実務フロー

必要経費で迷ったときは、次の順番で確認していくと、整理しやすくなります。

1. まず所得区分を確認する

その収入が事業所得なのか、雑所得なのか、給与所得なのか、不動産所得なのかを確認します。

所得区分が違えば、必要経費の考え方、帳簿、損益通算、消費税、資料保存の扱いが変わってきます。

  • 給与所得に関係する支出を、個人事業の経費に入れていないか
  • 不動産所得の経費を、事業所得に入れていないか
  • 資産売却に関する取得費・譲渡費用を、通常の事業経費にしていないか

まずは、どの所得を得るための支出かを明確にします。

2. 事業との関連を言語化する

次に、その支出が事業とどのように関係するかを言語化します。

  • どの業務に必要か
  • どの売上に関係するか
  • どの取引先・案件に関係するか
  • どのような事業上の目的があったか

説明できない支出は、必要経費として弱い支出です。

3. 家事費・家事関連費を区分する

生活費や私的支出が混ざっていないかを確認します。

  • 全額事業用なのか
  • 一部私用があるのか
  • 按分が必要なのか
  • 合理的な按分基準があるのか
  • 継続的に同じ基準で処理できるのか

迷う場合は、全額経費にするのではなく、事業使用部分だけを整理するという発想が大切です。

4. 支払実態と証拠資料を確認する

領収書、請求書、契約書、納品書、利用明細、通帳、カード明細、メール、業務記録を確認します。

  • 支払先が分かるか
  • 日付が分かるか
  • 金額が分かるか
  • 内容が分かるか
  • 事業目的が分かるか
  • 帳簿と一致しているか

資料が不足している場合は、メモ、業務記録、取引先とのやり取りなどで補完できるかを確認します。

5. その年の必要経費にする時期を確認する

支払日だけでなく、債務確定、サービス提供、納品、契約期間を確認します。

  • 前払費用ではないか
  • 未払計上すべきものはないか
  • 資産計上すべきものはないか
  • 翌年以降の費用を当年に入れていないか

6. 消費税・インボイスの確認を分けて行う

所得税上の必要経費になると判断した後でも、消費税の仕入税額控除ができるかは、別途確認します。

  • 課税仕入れか
  • 非課税・不課税ではないか
  • 適格請求書等が必要か
  • 帳簿のみ保存で足りる特例に該当するか
  • 電子データ保存が必要か
  • 税率区分は正しいか

所得税と消費税を一つの「経費処理」としてまとめて考えないことが大切です。

自分で確認するためのチェックリスト

必要経費として処理する前に、次の項目を確認してみてください。

チェック項目確認内容
所得区分事業所得・雑所得・給与所得・不動産所得のどれに関係する支出か
目的何のために支出したか
業務関連性どの売上・業務・取引と関係するか
必要性事業遂行上、通常必要と説明できるか
金額事業規模・内容に照らして合理的か
相手方支払先・参加者・取引先を説明できるか
証憑領収書・請求書・契約書・明細があるか
支払実態通帳・カード・現金出納帳とつながるか
家計混在私的利用や家族利用が含まれていないか
按分共用支出について合理的な区分基準があるか
期間その年の業務に対応する支出か
資産性一括経費ではなく資産計上すべき支出ではないか
消費税仕入税額控除の要件を満たすか
電子保存電子データで受け取った資料を適切に保存しているか
継続性毎年の処理基準が恣意的に変わっていないか

このチェックに答えられない支出は、経費処理の前に、事実関係を整理する必要があります。

税理士に相談する前に準備しておくとよい資料

必要経費の相談では、「これは経費になりますか」と支出名だけをお伝えいただいても、適切な判断はできません。

相談の前に、次のような資料を整理しておいていただくと、判断がスムーズになります。

  • 収入の内容が分かる資料
  • 事業内容・副業内容の説明資料
  • 契約書、発注書、請求書
  • 領収書、レシート、カード明細
  • 通帳、入出金明細
  • 会計ソフトの仕訳データ
  • 現金出納帳
  • 取引先とのメール・チャット
  • 旅費や交際費の目的・相手方・参加者メモ
  • 自宅・車両・通信費などの使用実態が分かる資料
  • 資産購入に関する見積書・納品書・保証書
  • インボイス、適格請求書、電子データ保存状況
  • 前年以前の申告書・青色申告決算書・収支内訳書

税理士が見るのは、領収書の枚数ではありません。その支出が、事業の実態とどうつながっているかです。

資料と事実関係が整理されているほど、必要経費として説明できる支出、慎重に扱うべき支出、別記事の論点に進むべき支出を、切り分けやすくなります。

犬飼公認会計士・税理士事務所へのご相談について

必要経費の判断は、税額を下げるためのテクニックではありません。

重要なのは、事業の実態、契約、支払資料、利用実態、そして家計との線引きをもとに、後から説明できる形で数字を整えていくことです。

特に、個人事業や副業では、事業と生活が近くなりやすく、経費判断が曖昧になりがちです。交際費、会費、旅費、通信費、自宅関連費、家族への支払い、プラットフォーム経由の支出、インボイス対応などは、早い段階で処理方針を整えておくことが大切です。

犬飼公認会計士・税理士事務所では、単に領収書を集計して申告書を作るのではなく、支出の事業関連性、証憑、支払実態、家事関連費、消費税・インボイスへの影響までを確認し、説明できる確定申告・事業管理につながる整理を支援しています。

「どこまで経費にできるか」ではなく、「どの支出を、どの根拠で、どのように説明できる形にするか」を整理したい方は、犬飼公認会計士・税理士事務所HPのお問い合わせページよりご相談ください。

この記事の振り返り

重要論点押さえるべき考え方実務上の注意点
必要経費の基本売上を得るため直接必要な費用、または業務上生じた費用を差し引く支出名ではなく、事業関連性と説明可能性で判断する
支払日と経費計上支払日だけでなく、債務確定の有無を見る未払・前払・資産計上を区分する
領収書支払いの証拠であって、経費性そのものを証明するわけではない目的、相手方、業務との関係を残す
事業関連性どの売上・業務・取引に関係するかを説明する「仕事にも役立つ」だけでは弱い
家事費生活費・趣味・家族利用などは原則として必要経費にならない個人事業では生活費との混在に注意
家事関連費業務上必要な部分を明らかに区分できる場合に、その部分を経費にする面積、時間、使用頻度、走行距離など合理的基準が必要
所得控除との違い社会保険料・生命保険料などは必要経費ではなく所得控除等で扱うことが多い青色申告決算書・収支内訳書に入れる支出かを確認する
給与所得との違い給与所得は原則として個別経費を差し引かず、給与所得控除で計算する特定支出控除は別制度として確認する
雑所得雑所得でも必要経費があり得る収入規模により書類保存が重要になる
租税公課事業税や業務用資産の固定資産税などは経費になり得る所得税・住民税・罰金等は必要経費にならない
旅費交通費行先ではなく、事業上の目的・相手方・行程を確認する私的旅行との混在に注意
会費団体や会員権の性質と事業上の必要性を見る私的社交・趣味目的の会費は慎重判断
交際費取引先、目的、参加者、業務との関係を残す事業関係者との飲食でも私的会食は経費にならない
広告宣伝費効果の有無より、広告として実施した事実と事業目的を確認する制作物、掲載画面、契約資料を保存する
研修費・書籍代事業に必要な知識・技能・情報かを確認する一般教養・趣味・給与所得関係の支出と区分する
通信費・サブスク事業専用か私用共用かを確認する共用なら合理的な按分が必要
備品購入事業使用でも、その年に全額経費とは限らない資産計上・減価償却の要否を確認する
借入返済元本返済は必要経費ではなく、事業借入の利息は経費になり得る返済予定表で元本と利息を分ける
家族への支払い生計一親族への支払いは原則制限がある青色事業専従者給与等の要件確認が必要
帳簿保存経費に関する取引年月日、相手方、金額等を記帳し、請求書・領収書を保存する白色申告でも記帳・保存義務がある
電子取引PDF請求書や電子領収書などは電子データとして保存する日付・金額・取引先で検索できる状態を整える
消費税・インボイス所得税の必要経費と消費税の仕入税額控除は別判断適格請求書、帳簿、税率区分を確認する
税務調査経費の中身、家事混在、資料のつながりが確認される事実・資料・判断過程を説明できる状態にする
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