IPO・会計・監査・内部統制領域– category –
-
会計監査シリーズ
監査役等と会計監査人の役割分担|相当性判断・監査報告・ガバナンス連携をどう整理するか
法定監査の実務では、会計監査人が監査意見を形成する場面だけが問題になるわけではありません。監査役、監査役会、監査等委員会、監査委員会との関係をどう設計するかが、監査品質そのものに大きく影響します。 監査役等と会計監査人は、同じ財務報告を見... -
会計監査シリーズ
内部統制監査報告書の判断と記載|J-SOXの出口で問われる監査判断
内部統制監査報告書は、J-SOX対応の最後に整える形式文書ではありません。 そこには、経営者評価の妥当性、評価範囲の合理性、統制不備の重要性、開示すべき重要な不備の有無、財務諸表監査への影響、監査役等とのコミュニケーション、そして審査対応まで... -
会計監査シリーズ
継続企業の前提と監査報告|GC判断・重要な不確実性・KAMとの関係
継続企業の前提、いわゆるGCの判断は、監査報告書の終盤で突然現れる論点ではありません。 資金繰り、金融機関交渉、財務制限条項、業績悪化、債務超過、資本政策、事業計画、リストラクチャリング、後発事象、開示、KAM、除外事項、審査対応。これらが一... -
会計監査シリーズ
除外事項付意見・不適正意見・意見不表明|無限定適正意見ではなくなる判断軸
監査報告書の監査意見は、監査手続の実施結果を形式的に書き込むための欄ではありません。 財務諸表全体について重要な虚偽表示がないという合理的保証を、監査人は得られたのか。未修正の虚偽表示があるとすれば、それは重要なのか。重要だとして、その影... -
会計監査シリーズ
KAMの決定プロセスと記載判断|監査上の主要な検討事項をどう選び、どう説明するか
KAMは、監査報告書に追加された単なる記載欄ではありません。 KAM、すなわち監査上の主要な検討事項とは、監査人が当年度の財務諸表監査において、職業的専門家として特に重要であると判断した事項をいいます。そして、その事項は、監査役等とコミュニケー... -
会計監査シリーズ
監査報告書の構造と意見形成|監査意見はどの判断の結果として表明されるのか
監査報告書は、監査手続を終えた後に作成する、形式的な成果物ではありません。 監査計画、重要性、リスク評価、内部統制の理解、監査証拠の入手、虚偽表示の評価、会計上の見積りの検討、開示の検討、監査役等とのコミュニケーション、そして審査。これら... -
会計監査シリーズ
虚偽記載責任と監査人・役員等のリスク|開示の信頼性をどう説明可能にするか
有価証券報告書等に虚偽記載があった場合、実務上の関心は、どうしても結論に向かいがちです。誰が損害賠償責任を負うのか。監査人は責任を問われるのか。役員はどこまで責任を負うのか。 しかし、監査現場で本当に重要なのは、その一歩手前にあります。 ... -
会計監査シリーズ
訂正報告・過年度訂正・開示統制|誤謬・不正発覚時に監査判断をどう組み立てるか
過年度の誤謬や不正が判明したとき、監査現場で最も避けるべきなのは、「どの書類を訂正するか」という作業論だけに引き寄せられてしまうことです。 訂正報告書を出すのか。当期の比較情報を修正再表示するのか。内部統制報告書も訂正するのか。決算短信や... -
会計監査シリーズ
決算短信・適時開示・TDnet対応|監査判断と市場開示をどう接続するか
決算短信や適時開示は、監査人にとって「会社が取引所に出す資料」という周辺論点ではありません。 財務諸表監査の対象は、金融商品取引法上の財務諸表等や会社法上の計算書類等であり、決算短信そのものに監査意見を表明するわけではありません。しかし、... -
会計監査シリーズ
有価証券報告書と財務諸表監査の接続|監査人が開示全体をどう読み、どう説明するか
有価証券報告書は、監査済み財務諸表を格納するためだけの書類ではありません。 財務諸表、注記、監査報告書、内部統制報告書、事業等のリスク、MD&A、サステナビリティ情報、コーポレート・ガバナンスの状況、監査の状況。これらが一体となって、投資...